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あの日、露出趣味に目覚めた

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体操服袋から上着を出したところで、ぼくは大変なことに気づいた。

「どうした? 早くしねぇと先生に怒られるぞ」

ユウスケくんがぼくの顔を覗く。

「短パン……忘れちゃった」
「え? ……隣の教室にでも、借りに行けよ」
「で……でも……」
「今から見学ってわけにもいかないだろ」
「そ、そうだけど……」

ぼくは、ユウスケくんから顔をそらす。
確かに、ユウスケくんの言うとおりだ。でも、他の教室の子に短パンを借りるなんて、なんだか気が引けた。




ばたばたと、みんなが教室を出て行く。教室の時計を見上げると、もう体育まで五分もない。

チャイムが鳴るまでに体育館に行かないと、授業の後で居残りだ。早く、なんとかしないと。

「おい。おれはもう行くからな。早くしろよ」

そう言って、ユウスケくんも教室から出て行った。

とりあえず、上着だけは着替える。ハーフパンツのまま体育に出ようか。
でも、間違いなく先生に怒られる。ぼくは、上着の裾を下にひっぱってみる。もっと裾が長かったら、隠せるのに。

ん……待てよ? いっそ、下は履かなくてもいいような気がする。
だって、上着を出していれば、履いていようがなかろうが分からないわけで。
現に、上着を出していて、ワンピースみたいに見えている子もいる。

だから、下が隠れていても、問題ないはずだ。それに、パンツは履いている。
大事なところをみんなに見せるわけじゃない。だから、大丈夫だ。

時計を見上げる。残り三分。走ればまだ、間に合う。ハーフパンツを脱いで机の上に置くと、ぼくは教室を出た。

教室の外には、まだ大勢の子がいた。何人か、ぼくの方へ目を向ける。

顔が、燃えるように熱くなる。その熱を振り払うように、ぼくは廊下を走り抜ける。

みんなの視線が、ぼくの体を刺す。見えていないはずなのに、みんなの視線が下半身に注がれているような気がする。

ぼくは、後悔した。でも、もう、引き返すこともできなかった。
引き返したら体育に遅れるし、それだけ、視線を浴びることにもなる。
恥ずかしさと焦りで、全身から冷たい汗が噴き出した。

体育館に入ったところで、チャイムが鳴った。ギリギリセーフだ。

みんなの輪に交ざり、先生の前に並ぶ。ひらひらして少したるんだ上着の裾を、ぼくは下にひっぱって伸ばした。

今日の体育は、バスケだった。目の前を、ボールが横切っていく。
いつもなら積極的にボールを取りに行くんだけど、この格好じゃ、できそうになかった。
下手に追いかけて転んだりしたら、パンツがみんなに見えちゃう。全速力で走っても同じだ。
上着がめくれて、後ろの子に見えちゃう。

その時ぼくは、はっと気づいた。そういえば、さっき廊下を走り抜けたときはどうだったんだろう。
走るのに夢中で、上着がめくれることなんて、気にもしなかった。
もしかして、パンツを見せながら、廊下を走っていたのかもしれない。
体育館に着いたとき、上着は少したるんでいた。
もしかして、みんながぼくを見ていたのは、本当に下半身が見えていたからなんじゃ――。

ぼくはその時、下半身に違和感を感じた。上着を見ると、裾の真ん中のあたりが、少しだけ盛り上がっている。
爆発したかのように、顔が熱くなる。慌てて、ぼくはその部分を手で隠そうとした。でも、途中でやめた。
もしここで隠したりしたら、余計に不自然だ。ヘタをすると、みんなの注意を引いて、ばれてしまうかもしれない。
でも、こんな格好、みんなの前で大切なところを見せているのと同じじゃないか。
ぼくは、頭を空っぽにするように、顔を上げた。まだ、みんなは気づいてない。いまのうちに、なんとか収めないと。

ぼくは、みんなを見回しながら、膨らみのことは考えないようにした。
ぼくが、こんな恥ずかしい目にあっているというのに、みんなは、ボールの方ばかり見ている。
考えないようにしているのに、心臓がドキドキして興奮が全身に回っていく。ふと、パンツに湿り気を感じた。
みんなから背を向けて、膨らみにそっと手を触れる。ぬるぬるとしたものを感じた。

それと同時に、にぶいものが、お腹の奥に流れ込んでくる。ぼくは、慌てて深呼吸をした。
こんなところで出しちゃったら、それこそ、みんなにばれちゃう。
深呼吸をして心を落ち着かせながら、ぼくは、欲求を我慢するもどかしさを感じると同時に、自己嫌悪に陥っていた。

ぼくは、変態になっちゃんたんだろうか。みんなの前で、あそこを大きくさせたばかりか、ぬるぬるをいっぱい出して――。

体育が終わると、ぼくはトイレに駆け込んだ。何人か人がいる。でも、気にしてる余裕なんてなかった。
扉を閉めて便器にかがむと、上着をめくり、パンツをめくる。
今までになく硬くなったそれは、全体がぬるぬるに覆われていた。ぼくは、いやらしく光を返す先っぽに、触れる。

「んあっ」

 体の芯を、鞭で打たれたような感触が走った。声が出ている。ぼくは、空いた片手で口を塞ごうとした。

「は、ふあ」

けれど、もう遅かった。ほんの少し触れただけなのに、声といっしょに気持ちいい液体がほとばしった。
腰が浮いて、頭がぼうっとなる。液体が水に落ちる音と、壁に当たる音が聞こえる。
扉の外に人がいるというのに、ぼくはいやらしい声を上げて、出しちゃったんだ。
しかも、壁にまで飛ばして――。脚が震えた。怖かったからじゃない。気持ちよかった。
初めてしたときよりもずっと、何倍も気持ちよかった。

「は……はぁ……ふぁ……は……」
ぼくは、便器に手をついて壁に頭をもたれる。頭の中がまだ、くらくらしていた。
胸の奥から、温かく湿った息が上る。口にかかったままの手を離すと、とろりと、よだれが糸を引いた。
ほおに、壁に飛んだ液体がついているのも忘れて、ぼくは快感の余韻を味わった。

学校が終わったその夜、ぼくは体育のことを思い出しながら、一人で欲求を満たした。
けれど、何かが足りなかった。ティッシュを何枚使っても、あのときの快感は戻ってこない。
むしろ、回を重ねるごとに、どんどん薄くなっていくような気がした。それは、少し前に覚えた、初めての味にも似ていた。

あきらめて、ぼくは布団に潜り込む。ぼくの胸は、満たされない思いでいっぱいだった。
何が足りないのか、それはなんとなく分かってはいた。でも、それを満たすには、時間が、必要だった。


翌日、ぼくは長めの上着を着て家を出た。玄関のドアを開けるのに、五分もかかった。

家に面した道路には人がいなかったけれど、少し進んだ大通りには、下級生から上級生、中学生から大人まで、たくさんの人が行き交っていた。
ときどき、一瞬だけぼくの姿を覗く人がいる。
その人と目が合うたびに、ぼくの胸は、きゅんと締め付けられる。

やっぱり、思った通りだ。この感じが、足りなかったんだ。
みんな下を履いているのに、ぼくだけ、何も履いていないなんて、すごく、悪いことをしているような気がする。

でも、みんなはそのことに、気づいてすらいないんだ。ぼくは、顔を伏せ、胸を押さえる。心臓が、バクバクしていた。
顔が熱い。胸を押さえた手に、吐息が当たる。熱く湿ったその息は、手の甲で汗に変わる。

上着の繊維に、先っぽが触れた。ざらざらとした感触が、先っぽを刺激する。
でも、その感触はすぐに滑らかなものに変わった。興奮があふれるように、ぬるぬるが出ていた。

ぼくは、みんなに混ざって歩き出す。顔を伏せながら、ぼくはときどき辺りをうかがう。
やっぱり、ぼくの姿をちらちら覗く人がいる。ぬるぬるが硬くなったところを伝い、太ももを伝った。
歩くたびに上着がはためき、ぼくの先っぽをなでていく。熱くなったぼくの背中を、冷たい感触がさかのぼっていく。
上着の中に吹き込む風も、熱く火照ったぼくの体には、心地よかった。

ふと、ぼくはお腹の奥に気持ちいいものが溜まっていくのを感じた。それは、じわじわと、先っぽへと進んでいく。
こんなにも早いなんて、ちょっと予想外だった。でも、きっと、学校で出したときよりも、ずっと気持ちいいに違いない。
ぼくは、ゆっくりと息をつく。ここで出しても、きっと、ばれないよね。だって、上着で隠しているんだから。
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